コロナ禍以降、外出時や仕事中にマスクを着用するスタイルが定着しています。特に、一つの場所に複数の人が集まって意見交換をする会議においては、マスク着用が必須と言っても過言ではないでしょう。
そこで今回は、会議中にマスクが必要な理由や正しい着用方法、マスクを着用しない人への対処法についても解説していきます。
コロナ禍以降、感染予防の観点から、会議中にもマスク着用が推奨されています。
マスクは正しく着用することで感染予防に効果があり、自身がウイルスをまき散らすのを防ぎ、さらに対面する相手がウイルスを持っている場合は吸い込むのを防ぐ役割があります。
会話中は、参加者全員に自分の声が届かないかもしれないと不安になり、マスクを口からズラしたり、会議中にマスクを外したりする人もいるようです。しかし、会議中や会話中など相手と対面して声を出すタイミングこそ、マスクの着用が必須だと言えるでしょう。
マスクの正しい着用方法は、マスクの上下、表裏を確認したうえで顔に当て、不織布マスクの場合はノーズピースを鼻の曲線に沿って折り曲げましょう。顔にフィットさせながら隙間ができないように装着し、そのまま耳にひもをかければ完了です。
マスクは、正しく着用しなければ効果は半減してしまいます。マスクをつけるときは必ず正しい方法で着用しましょう。
コロナ禍の会議では、マスク以外にも気を付けるポイントが多数あります。
そこで続いては、コロナ禍の会議におけるマスク以外の注意点を解説していきます。
コロナ禍の感染予防対策として、人が密になる状況は避ける必要があります。
会議室に入れる人数の半分から3分の1を目安に参加人数を決め、参加者を選定するようにしましょう。また、人数を減らすだけでなく、座席も対面や左右の間隔を最低1m、可能であれば2mは空けてソーシャルディスタンスを保つよう心掛けることも大切です。対面した座席は真正面に設置せず、ジグザグになるように設置すると前方に座る相手との距離を取れます。
コロナ禍では、一つの空間に長時間滞在し続けることも、好ましい環境ではありません。
例えば一回の会議で行う議題を絞っておいたり、事前に資料を共有して会議中の説明にかける時間を省けるようにしたり、可能な限り会議時間を短縮できるように努めましょう。
また、議題から脱線するような私語は控え、会議後は会議室に留まることなく速やかに退室するなど、会議室に滞在する時間を減らすよう心掛けることも大切です。
人の密集が危険という認識が広まったコロナ禍で、新たな会議のスタイルとして注目を集めているのが、ハイブリッド方式の会議です。 ハイブリッド会議は、会議室でのリアル会議に参加する人とオンライン会議に参加する人に分け、会議室内の人数を抑えながら多くの人に参加してもらうことができます。
締め切った狭い会議室など、空気が巡回しない空間や換気の悪い空間で長時間にわたり会議を行うと、感染のリスクが高まります。窓がある会議室で、かつ湿度を40%以上に維持できる場合は、適宜窓を開けて換気を行いながら会議を進めるようにしましょう。
会議の参加者は事前に検温を行い、発熱が認められる場合は会議の参加を見送るか、ハイブリッド方式を取り入れてオンライン配信での参加に切り替えましょう。
また、出入り口に手指消毒用のアルコールを配置し、参加者全員が入退室時に必ず手指消毒することも大切です。アルコールは70%以上の濃度のものを用意しましょう。
さらに、会議室のドアノブやテーブルなどは消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウム、界面活性剤などでの拭き掃除を徹底することも重要です。
会議中はマスクを正しく着用してもらうよう、参加者に徹底することが大切です。しかし、中にはマスクを着用しない人やマスクから鼻が出ている人、あごマスクをしている人なども出てくるかもしれません。
ここからは、マスクを着用しない人がいる場合どんな対処法があるのかを紹介します。
日頃から正しくマスクを着用していない人や、会議中のマスクを渋る人がいる場合、ハイブリッド方式を活用するのがおすすめです。会議中にマスクを着用できない人はオンラインから参加してもらうようにしましょう。
オンラインでの参加にはWEB会議ツールなどを事前に準備する必要があるため、会議当日にリアルかオンラインかを振り分けるのは困難です。事前に意思確認を行って参加者を振り分け、オンラインでの参加者にはWEB会議ツールを導入しておいてもらうと、当日もスムーズに会議を始められるでしょう。
お願いしてもマスクを着用しない人がいる場合、マスクの着用を就業規則で義務付けるという方法もあります。就業規則に組み込むことでお願いしやすくなり、相手もマスクをしなければならないという意識を持つようになるのではないでしょうか。
全員が正しく着用してくれるのが理想ですが、中には体質などの理由でマスクを着用できない人もいます。
その場合は、会議室内にアクリルパーテーションを設置し、参加者と参加者の間をパーテーションで仕切る方法も飛沫対策に有効です。
会議が始まってからマスクを外す人には退室を促すことも困難なため、事前に座席はソーシャルディスタンスを保てるように配置することが大切です。左右の距離を極力2m以上は空けるようにし、対面する相手が出ないよう向かい合う籍は少しずつずらして配置するようにしましょう。
コロナ禍の会議では、感染予防対策のためにマスクの使用を徹底することが大切です。また、マスクだけでなく換気や消毒の徹底、参加者数や会議時間の調整、アクリルパーテーションの設置など、さまざまな対応をして感染リスクを軽減させるよう心掛けましょう。
どうしてもマスクを着用できない人がいる場合は、対面で行う会議を止め、ハイブリッド方式で会議を行うのもおすすめです。ハイブリッド会議の開催には機材や高速のインターネット回線が必要なため、自社の会議室で開催するのが難しい場合は、設備の整った貸し会議室の利用も検討すると良いでしょう。
赤坂インターシティコンファレンス(AICC)は、超高速なインターネット回線を完備しており、安定したオンライン配信を行える貸し会議室です。音響や映像、オンライン配信などは常駐しているオペレーションスタッフに依頼でき、さらに換気や消毒などの対策も徹底しているため、参加者は会議に集中することが可能です。
自社でハイブリッド会議を実施するのが困難な方や、感染対策を徹底している会場で会議をしたいとお考えの方は、赤坂インターシティコンファレンス(AICC)のご利用をぜひご検討ください。